【ヘアカラーの種類】染まり方の違いや髪のダメージ、アレルギーをチェック!

こんにちは!La-chicスタイリストの渋谷尚子です!

これからヘアカラーをしていくときにご自身の髪のためにも、少し知っていてほしいことがあります!

髪の毛をカラーしたときにいくつか疑問はありませんか?

  • どうして希望のカラーをしてから色が落ちるの?
  • ヘアカラーでどうして髪は傷むの?
  • ブリーチしただけの色はなんで変なの?
  • アレルギーだとカラーはできないの?

など、わからないことはたくさんありますよね!

その他にも、「透明感のあるミルクティー色やグレージュにしたいなぁ」と思って、美容室にカラーだけで予約したら、「この色は1回のカラーだけでできません」と言われてしまった人も少なくないはずです!

ヘアカラーといってもヘアカラー剤はいくつの種類があります。

  • ブリーチ
  • ヘアカラー
  • ヘアマニキュア
  • カラースプレー

など、の種類があり、髪の染まり方や特徴はまったく違います。
お客様ひとりひとりの希望のカラー、髪質、ダメージ具合、アレルギー体質などによって、必要となるヘアカラー剤も違います!

今回はヘアカラー剤の染まり方、特徴などを紹介していきますので、
今まで気にしていなかったヘアカラー剤の種類について知ることで、お洒落や髪にとってなにが良いのか少し理解するきっかけになると思います!

また、カラーの予約の仕方で悩んでいた人も予定が組みやすくなりますよ!

ヘアカラー剤の種類

 

脱色剤・脱染剤(ヘアブリーチ

脱色剤
髪の内部のメラニン色素を分解して脱色します。
髪をしっかり明るくしたいときに使用します。染毛効果はなく、髪を明るくするだけです。
なので、ブリーチしただけでは自分か持ってるメラニン色素が明るくなっただけなので、きれいな色は出にくいです!
ブリーチした人のほとんどがブリーチをしてからヘアカラーで色を入れるダブルカラーをします!

脱染剤
また、前に染めていた色を落とすこともできるので脱染剤とも呼びます。
しかし、濃く入っている色を完全に落とすことは難しいです。(黒染めやダークブラウン、白髪染めなど)

色持ち
髪に着色するわけではないので、ブリーチし終わった髪から色落ちをすることはありません。

髪へのダメージ
アルカリによる髪の膨張や強い脱色力で髪の毛のダメージは強いです。

アレルギー
酸化染料が入っていないため、染料によるかぶれはありません。
しかし、過硫酸塩、アルカリ、過酸化水素などの刺激で、頭皮に傷みがでたり、皮膚が荒れる場合があります。

永久染毛剤(ヘアカラーなど)

ヘアカラー、白髪染め、おしゃれ染めの酸化染毛剤
髪にカラー剤を塗ると、まずアルカリの力で髪の毛が膨張し、髪表面にあるキューティクルが開きます。

キューティクルが開いた隙間から、有効成分である酸化染料や過酸化水素などが髪の中に浸透していきます。
過酸化水素とアルカリの力で、はじめに黒髪の素であるメラニン色素を壊します。
これによって髪を脱色するので髪が明るくなります。

次に、髪の中に浸透した酸化染料が酸素と結びついて酸化されることによって、発色をします。
酸化染料が酸素と結びつくと髪の中で大きくなるため、髪の中から抜けずらくなります。

メラニン色素を分解して明るくしてから、染料で色を入れるので、だんだん染料が抜けていくと髪は明るくなります!
これがいわゆる「染めた時より明るくなっちゃった」の原因です!

オハグロ式白髪染めの非酸化染毛剤
脱色の働きがないため、髪の色を明るくすることはできなく、白髪だを黒くするのみです。
毛髪中の鉄イオンと多価フェノールによって、黒色の色素を作ります。
かぶれやすい人にでも使える場合があります。

色持ち
明るさ、傷み具合いにもよりますが、内部にしっかり染まるので、2〜3ヶ月は持ちます。

髪へのダメージ
ヘアカラーはアルカリにより髪の毛が膨張するので、ブリーチほどではないですが、ややダメージがあります。明るめのカラー剤ほどダメージはでます!

アレルギー
人によって有効成分である酸化染料のジアミンによってアレルギー反応がでてしまう場合があります。
花粉症のように、蓄積されてなる場合もあるので、これまでヘアカラーをしてもかぶれなかった人も、ある日突然アレルギー反応がでることもあります。
そして、一度アレルギー反応がでると治ることはなかなかなく、またヘアカラーをした時にさらにひどくなってしまう場合もあります。

酸化染料が使われていないオハグロ式白髪染めもまれにかぶれる場合があります。

半永久染毛剤(ヘアマニキュアなど)

ヘアマニキュア
毛髪のタンパク質と酸性染料がイオン結合して染まります。
毛髪表面の「+」部分に、「−」イオンの酸性染料が結合することで染まり、色が定着します。髪の表面をコーティングし、発色します。
さらに浸透剤の作用で染料に一部は髪の内部に入ります。

カラーリンス・カラートリートメント
ヘアマニキュアは1回の施術で色が定着するのに対し、カラーリンス、カラートリートメントは、リンスやトリートメントをするたびに、色素が髪の表層部に徐々に浸透、蓄積して染まっていきます。

ヘアマニキュア・カラーリンス・カラートリートメント、いずれもメラニンは分解しないので、明るくなることはなく、黒髪に使用してもわかりにくいです。

また

  • パーマがかかりづらい
  • 他のカラー剤が入りにくい

などのデメリットがある場合があります。

色持ち
シャンプーをするたびに少しずつ色が落ちるので、色持ちは1ヶ月程度です。

髪へのダメージ
ダメージはほとんどありません。

アレルギー
ほとんどないので、ヘアカラーの白髪染めでかぶれてしまう人におすすめです。

一時着色料(カラースプレーなど)

カラースプレー・カラーマスカラ
着色剤を一時的に髪の表面に付着させ、しっかりと発色します。
その日の気分で一時的に着色できるので、手軽に使用できます。

デザインでカラフルな色もあれば、白髪隠し用の暗めな色もあります!

色持ち
1回のシャンプーで落ちます。

髪へのダメージ
表面に着色させるだけなので、ダメージはありません。

アレルギー
ほとんどありません。

ヘアカラーの種類はさまざま

ヘアカラー剤によって染まり方、特徴が全く違いますよね!!

髪へのダメージ、色の着色の仕方、アレルギーの有無など、
ご自身の髪質、ダメージ、体質に合ったヘアカラーをきちんと選ぶことが、お洒落やヘアカラーを長く楽しむ秘訣になると思います!

アレルギーをお持ちの方は、症状がひどくなる場合があるので必ずパッチテストなどをして、
注意して、使用するようにしてください!!

まだまだわからないことや心配なことはたくさんあると思いますので、気になさらず担当美容師さんに相談してみてくださいね!

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