こんにちは!La-chicスタイリストの渋谷尚子です。
みなさんがパーマ、カラー、ブリーチなどをする理由はさまざまありますよね!
- お洒落をしたい
- 白髪をカバーしたい
- ボリュームを出したい
- 若々しくなりたい
など。。。
ですが、「パーマ、カラー、ブリーチは薄毛になる」という噂を聞いたことありませんか?
実際聞いたことがなくても、薄毛に対する頭皮や髪の毛の影響はどのようなものか気になりますよね!
パーマ、カラーなどはやめる訳にはなかなかいかない人も多いですし、若い人でも「ブリーチして今後ハゲないか心配!」って人も多いはず!
そこでパーマ、カラー、ブリーチの薄毛への影響はあるのか心配しているみなさんのために、わかりやすく紹介していきます!
パーマ、カラー、ブリーチをしていく上で、少し頭皮や髪の毛について考えてきっかけになっていただけると、今後のケアにも繋がりやすくなると思います!
何年後もなるべく健康な髪の毛を保つために、知っていた方が良い注意すべき点を見ていきましょう!
目次
パーマ、カラー、ブリーチは薄毛にならない!
最初に結論から言いますと、パーマ、カラー、ブリーチが直接の薄毛の原因にはなりません!
少し安心していただけたでしょうか?
髪は頭皮からみえている部分よりも、さらに奥から生えています!
簡単に毛髪が成長するしくみを説明しますと
頭皮の下にある髪の部分を毛根と言い、この毛根の一番下に毛乳頭という部分があります。
毛乳頭で髪は作られます。
毛乳頭にある、毛母細胞が、細胞分裂を繰り返して増殖します。
できたての細胞は、少しずつ頭皮の表面に押し上げられるとともに、毛髪の構造が形成されます。(キューティクル・コルテックス・メデュラ)
最後に皮膚の表面から外部に硬い毛髪となってでてきます。
つまり、パーマ、カラー、ブリーチでは、毛根周辺までには、行き届かないので、
この毛乳頭、毛母細胞が壊れない限り、髪は薄毛になりません。
実際、何年もサロンワークしていても、
そこそこの高齢のお客様がパーマもカラーも両方10年以上繰り返している方も少なくありませんし、
白髪染めを30年以上されている方もいらっしゃいます。
ですが、加齢が原因でだんだん髪の毛が細くなることはあっても、パーマ、カラーで薄毛になったというケースは見たことがありません!
脱毛の多くの原因は
- 加齢による老化
- ホルモンバランスの乱れ
- 睡眠不足、ストレス、栄養不足などの生活習慣の乱れ
なので、
パーマ、カラー、ブリーチが原因で髪が薄くなったと、目に見えてわかる症状はほとんどないと言えます!
ですが、使い方やお薬選び、パーマ、カラー、ブリーチをやる期間などを誤ると薄毛に繋がる可能性があるので、注意が必要となってきます。
そうならないためにも、注意した方がいいことを紹介していきます。
パーマ、カラー、ブリーチは頭皮へのダメージ
パーマ液、カラー剤、ブリーチ剤には髪をアルカリ性にする成分や、酸化剤が含まれています。
とくに、ブリーチ剤、明るめのカラー剤なんかの酸化剤は髪を脱色するほど強い作用があるため、頭皮に付くと、ピリピリとした痛みや熱感、痒みを感じる人もいらっしゃいます。
ヘアカラーをしているときに生み出される活性酸素が、頭皮の肌年齢の加齢を早めることも考えられているので、肌への影響はまったくないとは言い切れません。
ですが、常識の範囲でなら問題はないと思われているからこそ、パーマ、カラー、ブリーチが法律で認められているので
- パーマ、カラー、ブリーチの施術は短期間の間に繰り返ししない
- 肌にトラブルがある時期はなるべく避ける
- 肌が弱い人は施術方法や薬を美容師さんと相談する
を守って、頭皮もケアもしていきましょう!
ですが、例外として!
肌がとても敏感な人や、短期間でのパーマ液やカラー剤などの刺激が強い液体が、頭皮に接触し続けることで、起こる炎症で接触炎症と言うものがあります。
そして頭皮が炎症を起こして脱毛する症状で炎症性脱毛症というものになる場合があります。
ただし、パーマ液やカラー剤も技術の進化により、頭皮へのダメージが少ないものが開発されています。
肌が敏感な人は相談しながら施術するかを考え、また短期間での施術をさけながら、こういった症状があることを覚えておいてください!
頭皮に付けずに施術が可能なものもあるので、気にせずなんでも担当美容師にご相談ください!!
髪へのダメージ
パーマ、カラー、ブリーチの多くはキューティクルや髪の内部にダメージを与えてしまいます。
しかし、髪の毛は自ら修復する機能はないので、一度傷んだ髪の毛は元には戻りません。
ダメージを受けた髪の毛は構造がもろくなるため、シャンプーの時に内部にあるタンパク質などの栄養分が流れでやすくなってしまい、髪の内部に空洞ができて、スカスカ状態になってしまします。
弱った髪はハリやコシがなくなってしまい、ボリュームダウンに繋がってしまします!
その結果薄くなったと感じてしまう場合があります!
さらに過度のブリーチ、パーマは途中から髪がちぎれてしまい、髪が少なくなったと感じてしまいます。
特にブリーチは頭皮近くが一番熱が溜まるので、根本近くから切れてします恐れがあります!
このようにならないためにも、
頭皮のダメージと一緒で、短期間での施術はなるべく避け、毎日のシャンプートリートメントでしっかり髪をケアしながらパーマ、カラー、ブリーチを楽しんでいただきたいです。
薄毛にならないために注意すべきこと
パーマ、カラー、ブリーチが直接薄毛にならないことは説明しましたが、
薄くなったと感じないために注意した方が良いことを紹介します。
短期間に何度もパーマ、カラー、ブリーチをしない
前述にもある通り、短期間で何度も施術することは、頭皮や髪の毛のダメージに繋がるので、正しい期間を空けて頭皮の修復、髪の毛のケアを心がけましょう!
プロにお願いする
セルフカラーやセルフブリーチをされる人もいらっしゃると思いますが、
今後のリスクを考えると絶対、
美容室でプロにお願いをする ことが確実に良いです!
美容室でプロが使用する薬剤は、市販のものに比べて成分がや弱く作られています。
もちろん刺激はゼロではありませんが、頭皮、髪の毛に対するダメージは全く変わってきます!
さらに、プロにお願いすると、頭皮や髪の毛の状態を見てもらいながら、頭皮には付けないようにすることも可能ですし、髪の傷んだ部分にはできるだけ弱い薬剤を選定してもらえます!
安全を選んでプロの美容師さんにお願いしましょう!
施術前にシャンプーをしない
頭皮から分泌される皮脂には、外部の刺激から守ってくれる機能があります。
皮脂を洗い流してダイレクトに刺激を与えないための施術前のシャンプーは控えましょう。
ダブルカラーやパーマ前にシャンプーをする場合は優しく美容師さんが洗ってくれます!
保護スプレーを使うのも良いですね!
自宅でのアフターケア
弱酸性のシャンプーを使う
日頃健康な頭皮は弱酸性の状態です。ですが、パーマ、カラー、ブリーチをしたあとの頭皮や髪の毛はアルカリ性に傾きます。
アルカリ性のままだと頭皮は皮膚炎を起こしやすく、髪の毛はダメージを負いやすい状態です!
なので、アミノ酸系などの洗浄力がマイルドなシャンプー剤で頭皮と髪の毛を弱酸性に戻しましょう!
乾燥も防いでくれます!
アミノ酸系シャンプーの記事はこちらから
トリートメント
パーマ、カラー、ブリーチでキューティクルが開いたまま、内部が空洞になり、スカスカの状態で髪ではボリュームは出づらいです。
しっかりとトリートメントで内部補修をし、キューティクルを元に戻すことが大切です。
キューティクルが開いたままだと、さらに内部の栄養分が流れ出てしまいます!
そして髪の毛をしっかり保湿いしてあげましょう!
トリートメントの記事はこちらから
相談をしながら安心した気持ちで受けてください
パーマ、カラー、ブリーチが直接、薄毛の原因にはならない!ということで少し安心していただけたでしょうか?
薄毛は老けて見えてしまうものですが、
パーマや白髪染めも若々しさを保つために欠かせないものですよね。
ブリーチでいろんなお洒落を楽しみたいって人もたくさんいらっしゃいます!
そんなみなさんに安心して美容室にご来店していただきたいです!
やはりお薬を使う施術なので、注意をはらいながら行いますが、分からないこと心配なことがありましたら、なんでも相談していただきたいです!
パーマ、カラー、ブリーチをしながら、今後の健康な頭皮や髪の毛を美容師さんと一緒に作っていきましょう!