「髪が傷んでる」と感じたときにどうしたらいいか?
考えるとみなさんが一番最初に思い浮かぶのはトリートメントではないでしょうか。
美髪は女性の永遠のテーマ!
髪が美しいだけで、全体が綺麗にみられ、若々しく感じたりもします。
一生付き合っていくご自身の髪だからこそ、髪を美しく守り大切にするということに挑戦して続けていただきたいです。
そこでやはりかかせないのが、トリートメントです!
「効果があるのか?」と先に言ってしまうと、トリートメントの中でも市販のトリートメントよりも値段が上がってしまう、美容室で施術するサロントリートメントはダメージした髪を補修し、これからのダメージからの予防に効果があります。
それでもサロントリートメントって意味があるの?と感じる方に、サロントリートメントはどうして必要なのかと効果をご紹介していきます!
髪のためにサロントリートメントをしないと恐ろしいと感じるよになるとおもいます!
サロントリートメントとは?
トリートメントとは、
- キューティクルを整え、滑らかな髪を保つ
- 傷んだ髪の内部から補修
- 髪の表面をコーティングして保護する
みなさんの認識の中では、傷んだ髪を生き返らせる と思っている人が多いと思います。
ここで押さえていてほしいことは、
髪はもともと死んだ細胞なので、生き返ることはありません。
なのであくまでも、髪の内部補修やキューティクルを整えコーティングし、手触りやまとまりよくしてツヤを出すことがメインになります。
さらにそこに加えてもらいたいのが、これ以上ダメージを進行させない為にも「予防」をするということです。
美容室での施術によるダメージ【ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正など】
日常生活でのダメージ【シャンプー時、タオルドライ、ドライヤーで髪を乾かすとき、スタイリングのヘアアイロンなど、髪の摩擦や熱】
髪は毎日の少しずつの蓄積が原因で損傷していきます。
今の髪をこれから少しでも傷ませないようにキープするためにもサロントリートメントは必要になってきます。
髪はどうしてダメージを負うの?
髪のダメージは、ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など、アルカリ剤を含む薬剤を使うことによってアルカリ性に傾いた髪はキューティクルが開き、髪も膨潤することにより、傷んでしまいます。
そしてその状態が続くことが傷みやすい髪になってしまいます。
日常生活のダメージもあります。
紫外線やシャンプー、タオルドライ、ドライヤーなど多くは髪と髪の摩擦によりダメージを受けていきます。
また、ヘアアイロンなどの熱による蓄積により髪が硬くなっていきます。髪が硬くなると、もろくなって切れ毛の要因になったり、髪がパリパリとした手触りいなってしまいます。
アルカリ性に傾いた髪をそのままにした状態で、日常生活のダメージを与えられていると考えるととっても恐ろしいですよね!
そこで髪本来の弱酸性に戻してくれるものが、サロントリートメントなのです。
髪のことを知ろう
髪の成分
髪はタンパク質とメラニン色素と水分、脂質から構成されています。髪が乾いていても髪は11~13%位の水分を持っているんです。
そのなかでもタンパク質は髪の80〜85%を占めていて、
タンパク質の80〜90%を占めているものが、ケラチンタンパク質になります。
このダメージを改善するには、髪の元になるタンパク質(ケラチンタンパク)を髪の内部に浸透させなければなりません。
そして、タンパク質と水分、脂質のバランスを調整して髪のコンディションを整えていきます。
それがサロントリートメントをする目的なんです!
髪のph
肌と同じで、髪の毛も弱酸性の状態が一番いい状態です。
それも、ph5.5位がべスト。これを、髪の等電点と言います。
前述に書いた通り、ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などアルカリ剤を使う施術により、髪の毛はアルカリ性に傾いてしまいます。
さらに、そのアルカリ剤自体も髪の中に浸透してしまうんです。
それにより、シャンプーなど髪を濡らしたときに髪の中に残留しているアルカリ剤と水分が反応して余計に髪を膨潤させてしまいます。
その残留アルカリを取り除き、髪を等電点に戻す必要があります。それが、サロントリートメントでもあるんです。
サロントリートメントは酸性域で作られており、髪のベストコンディションの等電点に戻す働きもあるんです。ご家庭で髪を酸性域に戻すことは難しいんです。
キューティクルの構造
キューティクルは、3層構造になっている髪の毛の最も外側の部分で、毛表皮とも呼ばれています。
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などの施術の際、アルカリ剤を使用し薬剤の浸透を良くしたり、毛髪細胞に反応させたりするため、髪のキューティクルが開いて髪が膨潤します。
キューティクルが開くことにより、キューティクル同士をくっつけていた細胞膜複合体という(CMC)成分が破壊されてしまいます。
このCMCは、キューティクルだけでなく、毛髪内部のコルテックス部にも存在し、規則正しいラメラ構造をつくり、髪の細胞同士の接着剤の役割をしています。
さらにダメージが激しい髪は、キューティクルが戻らず開きっぱなしの状態になり髪内部の成分の流出が激しくなり、ダメージがどんどん進んでいってしまうんです。
それにより表面がでこぼこし、手触りも悪く、ツヤ感がなくなってしまいます。
そこでサロントリートメントには、この擬似キューティクル成分やCMCなどの栄養成分が入っているものもあるので、髪表面をコーティングしてくれる効果もあります。
サロントリートメントの効果のまとめ
①ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正などの薬剤でアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻してくれる働きがある。
それにより傷みにくい髪になり、さらにはヘアカラー、パーマ、縮毛矯正の持ちも良くなる。
②髪の元になるタンパク質(ケラチンタンパク)を髪の内部に浸透させる。
そして、タンパク質と水分、脂質のバランスを調整して髪のコンディションを整えていく。
③破壊されたCMCにより剥がれてしまったキューティクルの代わりとなる、擬似キューティクル成分やCMCなどの栄養成分で髪表面をコーティングし、ツヤを与えてくれる。
髪表面が整いコーティングされることで、髪内部の栄養分の流出を防ぎ、さらに日常生活のダメージからも守ってくれる。
サロントリートメントは髪の内部に栄養素が浸透し、ダメージホールを補修し、髪に潤いとハリコシを作っていきます。
さらに、髪の表面に被膜を作り、浸透させた栄養素の流出を防ぎ、髪の滑らかさを作ることによりキューティクルが閉じて髪を等電点に戻していきます。
サロントリートメントは髪の内部と外部とを修復しながら髪のコンディションを整えこれからに持続させてくれるんです。
サロントリートメントの効果や必要性を理解したらこれからのご自身の髪に対してもケアも変わると思います。
ぜひ、次の美容室ご来店時にサロントリートメントを試してみてください。
詳しいサロントリートメントの記事はこちらをご覧ください。
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