美容室にはカットひとつでもさまざまな価格帯がありますが、中でも低価格で有名な『1,000円カット』です。
1,000円カットとは?の安さの秘密
カット料金は美容室ごとに様々ですが、一般的な料金は3,000円から5,000円ほどです。
それに比べて、1,000円カットでのカット料金は、その名前の通り1,000円。
美容室におけるカットの場合、カットしてからシャンプーをするという流れが基本ですが、1,000円カットでは基本的にカットしか行いません。カット後のシャンプーや理容室で行われる髭剃りなど、付随するサービスを極限まで省いています。
さらに、1人あたり10分ほどでカットを仕上げるので、美容師が1日のうちに施術する人数も増えます。
カットの経験回数が増えると経験値を多く積むことができるため、美容師の技術も安定していると言えます。
1,000円カットのメリット
美容室にもいえることですが、1,000円カットにもメリットもデメリットもあります。
・予約なしで来店できる
・シャンプーなしのメニューが選べる
・時間がかからない
・最低限のコミュニケーションでOK
予約なしで来店できる
美容室では顧客管理や時間調整のため、予約制や予約優先制のシステムを導入しているところがほとんど。そのため事前に予約が必要ですが、希望の日時に予約が埋まっている場合は断られてしまうことがあります。
予約不要でいつでも気軽にカットができるという点も、1,000円カットの人気の理由のひとつです!
シャンプーなしのメニューが選べる
美容室でカットする場合、カット後にシャンプーをする流れが一般的です。一方で、1,000円カットでは、カット後のシャンプーは行ないません。
簡単に作業が終了するため、美容室でシャンプーにかけていた時間を短縮できます。
シャンプーを行なわないことで、それに付随するブローや髪のセットといった美容師によるサービスも基本的にはありません。
時間がかからない
一般的な美容室のカットは
カウンセリング→シャンプー→ウエットカット→ドライ・ブロー→ドライカット→仕上げ
という流れがあるので一時間はどうしてもかかってしまいます。
1,000円カットはこの工程のなかでドライカットのみに全てを集中しています。ですので10分カットが可能になっています。
最低限のコミュニケーションでOK
1,000円カットでカットをしてもらう場合、注文時にヘアスタイルについて話す以外はほとんど会話をしなくても大丈夫です。
美容室では約1時間のカット時間があるため、その間に美容師と世間話をしたり、美容師も話を盛り上げようとしてくれますが、それが苦手という方もいらっしゃいます。一方、1,000円カットの場合はカット時間が10分という短さなので、最低限のコミュニケーションだけで済みます。
また、「カット中はあまり会話をしたくない」という方にとって、1,000円カットは過ごしやすい空間となるでしょう。
1,000円カットのデメリット
・ カット以外不可のため、パーマやカラーが必要な人には向かない
・ 休日は2時間待ちもあり得る
・ トレンドのヘアスタイルやデザインに関してはカット経験不足の可能性
カット以外不可のため、パーマやカラーが必要な人には向かない
カラーやパーマがどうしても必要という方の場合には、1,000円カットで全てをかなえることはできません。
美容室によっては、カラーとパーマとカット込みで〇〇円といった一括オーダーで価格が抑えられる設定をしているところもあります。
休日は2時間待ちもあり得る
また、予約制ではないために休日には行列ができてしまうのも1,000円カットのデメリットです。
トレンドのヘアスタイルやデザインに関してはカット経験不足の可能性
普通の美容室に比べると1,000円カット店の利用者の年齢は高く、はやりの髪型をオーダーする人が少ないのがその理由と考えられます。
1,000円カットはこんな人におすすめ!
・カット料金を安く抑えたい人
・個性的、奇抜なヘアスタイルを選ばない人
・コミュニケーションが苦手で気楽に通いたい人
・仕事や育児などで忙しくて美容室になかなか行けない人
・通勤やお出かけ前に通いたい人
・頻繁にカットをしてもらいたい人
料金が安く抑えられるというメリット以外に、短時間でカットが終わるというのも1,000円カットの魅力のひとつ。そのため、仕事が忙しく通勤前に済ませたいというサラリーマンの方や、育児で忙しく美容室に行く余裕がない方にもおすすめです。