縮毛矯正をかけるか悩んでいるみなさん。
クセ毛の悩みが解消され、髪の見た目が綺麗になるので、試してみたいと思う方も多いとおもいます。
縮毛矯正をかけるか悩んでいる方の特徴としては
- 縮毛矯正をかけた後のダメージが気になる
- 今のダメージ状態でかけれるのか
- 縮毛矯正をかけ続けないといけないのか
- 真っ直ぐすぎるとスタイリングがやりづらくなる
このようなことで悩んでいるのではないでしょうか。
今回は、みなさんが気になる縮毛矯正のダメージについてご紹介していきます。
縮毛矯正のダメージはどのくらい?
縮毛矯正のダメージは、カラーやパーマよりも強くやはり髪は傷みます。
美容室でできる施術の中でも、ブリーチの次にダメージが大きいと言われています。
縮毛矯正の施術後は、一見、髪が伸びてツヤツヤとして見えます。
そのためダメージに気がつかない、もしくは傷んでいるという認識が低い方も多いです。
しかし髪は確実にダメージを受けているので、きちんとケアしなければなりません。
縮毛矯正は施術する美容師さんの技術によってダメージ具合も異なります。
縮毛矯正のダメージの原因
縮毛矯正の薬剤のダメージ
縮毛矯正の薬剤、1剤は髪内部のタンパク質の結合を切断します。
このクセ毛の歪んだ状態で結びついている結合を切断するので、とても大事な工程になります。
しかし、この薬剤が髪の毛の形自体を変える必要があるため、美容院で扱ってる薬剤の中では特に強めのお薬を使用する事になります。
薬剤のほとんどはアルカリ剤と還元剤が主成分のもので、この2つが強ければ強いほど髪への浸透率と結合を切断する力が高まります。
同時に髪へのダメージも大きくなってしまいます。
- 健康なバージン毛、太毛、撥水毛→強い薬
- ダメージ毛、既染毛、軟毛、細毛→弱めな薬
経験値の高い優秀な美容師は、縮毛矯正によるダメージを最小限に抑えられるように、お客様の髪に合わせて薬剤を調合していきます。
しかしあくまで軽減です。薬剤によるダメージを無くすことは不可能であり、美容院で扱っている薬剤の種類、そして取り扱う美容師の力量によって縮毛矯正のダメージは大きく左右されます。
ストレートアイロンでのダメージ
縮毛矯正ではストレートアイロンによる熱の力を借りて、クセ毛のうねりを伸ばしていきます。
その為、熱によって髪の毛は「タンパク変性」を起こしダメージを受ける結果になります。
熱を与えるという点ではデジタルパーマも同じですが、縮毛矯正ではさらなる高温の熱を与え、その上 アイロンの板による圧力も加わります。
結果、デジタルパーマよりも大きなダメージを受けてしまいます。
タンパク変性とは、髪に熱を与えることによってタンパク質の構造が変化し髪質が硬くなっていく現象です。
熱を与えれば与えるほど変性していき、そのダメージは大きくなります。
つまり「タンパク質で形成している卵と一緒で、熱を与えると硬くなってしまう」このように覚えるとわかりやすいのではないでしょうか。
また、ご自身でスタイリング時に使うストレートアイロンもとても傷みます。
1回の縮毛矯正で与えるダメージより、一定期間毎日ずっとストレートアイロンをやっているダメージの方が大きくなる場合もあるので、担当美容師さんに相談してみることをおすすめします。
クセじゃないダメージの広がり
縮毛矯正を受けることによって髪が綺麗にサラサラになるのは、縮毛矯正のダメージに耐えられる毛髪のみです。
「縮毛矯正を毛先までかけたら、根本から中間までの髪は綺麗にツヤがでたのに、中間から毛先がザラザラになりツヤが出ずに広がってしまった」
このような経験をしたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
多くの方が勘違いしている髪の広がり。
これはクセ毛だけではなく、過度なダメージによる場合もあります。
その広がりを補修できると間違った解釈をしてハイダメージヘアに縮毛矯正をかけることによって、さらなるダメージを受けます。
一層に広がり、場合によってはチリチリになってしまうことも。恐ろしい悪循環です。
- もともと髪がハイダメージを負っている
- 同じ部分に何度も縮毛矯正をかけている
こういった場合に、縮毛矯正のダメージに耐えられず、髪が傷んでさらに広がってしまうのです。
縮毛矯正はリタッチがおすすめ
縮毛矯正のリタッチを勧める場合
定期的に縮毛矯正をかけている方は、「一度かけた部分はかけない」で「伸びてきた部分だけリタッチ」をしていく方法が綺麗なストレートヘアーを保つのに理想の施術方法になります。
「リタッチ」とは新しく伸びてきた、まだ縮毛矯正をかけていない部分だけをかける事です。
このリタッチ技術は縮毛矯正ではとても大切!
縮毛矯正は綺麗にかける事ができれば、半永久的にそのままストレートをキープすることができるため、一回一回の施術でいかにダメージ少なく綺麗にかけられるかが重要になります。
縮毛矯正の全体をおすすめする場合
初めて縮毛矯正をかける方
初めて縮毛矯正をかける、あるいは久しぶりの縮毛矯正で毛先にかけた部分が残っていない、そんな場合は毛先まで縮毛矯正をかけていきます。
毛先までかける場合は、根元〜毛先までダメージレベルに合わせて薬剤を塗り分けていきます。
カラーをしていたり、毎日のアイロンのダメージ、などによって髪の部分ごとでダメージの度合いが違うので、薬剤を塗り分けることがポイントです。
クセが戻ってきてしまった場合
「前回かけた部分のクセが戻ってしまっている場合」はもう一度かけることもあります。
以前にかけた縮毛矯正のかかりが弱かったりすると、かけた部分のクセが徐々に戻ってくる事があります。
髪のダメージ度合いをしっかり見極めて、一度かけた部分も縮毛矯正をかける場合もあります。
縮毛矯正のかけすぎにも注意
くせ毛が弱い方や、中間から毛先はうねるけど根本はクセがでない方は、比較的に縮毛矯正をかける頻度を空けてもきれいな髪を保つことができます。
しかし、あまり髪が伸びていない状態で縮毛矯正をかけてしまうと、すでに縮毛矯正がかかった部分に何度も、強い薬剤がついてしまったり、ストレートアイロンをかけてしまい、ダメージが蓄積してしまいます。
縮毛矯正の間隔は、担当の美容師にご自身の髪質をしっかり理解していただき、長いスパンをかけて相談していくことをおすすめします。
髪のことを考えて、縮毛矯正のおすすめ頻度の記事も参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
縮毛矯正をすれば確実に髪はダメージします。
しかし、ご自身の髪質やダメージ度合い理解しながら縮毛矯正を受けたら、真っ直ぐツヤツヤな髪を手に入れることができるので、朝のスタイリングもとっても楽になります。
髪のことを考え、計画的に縮毛矯正をしていく事、また、美容室でのトリートメントやお家でのヘアケアなどを気をつける事で、ダメージを最小限まで減らして綺麗な髪を手に入れることが可能です。
傷みやすい施術だからこそ、わからないことは美容師さんに相談しましょう。
縮毛矯正の詳しい内容はこちらをご覧ください。
→【縮毛矯正のまとめ】今さら聞けない縮毛矯正について徹底解説!