日常的に行うブラッシング。
何気ない「髪をとかす」といった行為にも、実はさらツヤ髪へ導く効果的な使い時があることご存じでしたか?
- 「ブラッシングをするメリットって何?」
- 「ブラッシングは毎日しているけど効果を感じない・・・」
- 「ブラッシングをするためにどんなブラシを使えばいいの?」
- 「そもそもブラッシングに正しい方法ってあるの?」
なぜ、そんなブラッシングで美しい髪になれるのか?どのように使うといいのか?気になりますよね。
ブラッシングの効果について、ブラッシングの方法と効果を引き出すコツについて解説します。
綺麗な髪になるためにブラッシングとは
ブラッシングとは、ブラシを使って髪を梳かすことをいいます。
ブラッシングは、ヘアスタイルを整えたり、髪のからまりを取り除いたりするだけでなく、様々な効果を得ることが可能です。
また、ブラッシングすることでキューティクルが整い、髪にツヤを与えられます。このように、簡単に頭皮や髪をケアできるのがブラッシングの魅力なんです。
ブラッシングによる効果・メリット
- スタイリングがしやすい・持ちがよくなる。
- 髪にツヤが出る
- シャンプーの泡立ちアップでより汚れが取れる
- 頭皮改善で血行促進し、綺麗な髪を生やす土台ができる
- 血行促進効果で「白髪予防」が可能
スタイリングがしやすく・1日中キープしやすくなる
ヘアスタイルを整える際は、前もってヘアブラシで髪をとかすことで、スタイリングが楽になります。
特に寝起きの場合は、寝癖で髪が絡まっていることもあるのでスタイリングをする前は必ず行いましょう。
さらに絡まりがなくなることで、ストレートアイロンやコテ・ブローなどのする際に髪に熱が均等に伝わりやすくなります。
髪にツヤ感を出すことができる
ブラッシングをするでのツヤは、髪の表面が整うことでツヤが出ますが、実はそれだけが理由ではありません。
頭皮は乾燥を防ぐために、皮脂を分泌していますが、何もしない状態だと、皮脂は髪の根元付近までにしか行き渡りません。
シャンプーの洗浄効果がアップする
ブラッシングによって、シャンプーで落としきることのできない汚れを落とすことがきます。
日常生活を過ごしている間に、髪や頭皮にホコリ、フケ、抜け毛・スタイリング剤など見えない汚れが付着してしまいます。
そのような汚れは、予洗いだけではなかなか落ち切らないことからシャンプーの泡立ちが悪くなることの1つの原因になってしまいます。
血行促進効果や清潔になり頭皮環境がよくなる
頭皮の血行がアップすると、滞っていたヘアサイクルが正常に働き、傷んだ髪を健康な状態に導くことが可能になります。
特に、紫外線の影響で頭皮が硬くなりやすいので、ブラッシングで適度な刺激を与え、血行をよくすることもオススメです。
ブラッシングで白髪対策が可能
白髪の原因は「加齢」「遺伝」などいくつかあります。
しかし、「加齢」「遺伝」に関しては、自分の努力では改善が難しいですが、他の原因でもある「生活習慣」や「血行不良」に関しては改善が可能です。
頭皮の血行不良は髪を育てる毛母細胞までしっかり栄養が行き届かなくなるため、髪の色であるメラニン色素を作る細胞「メラノサイト」の機能が低下して白髪になります。
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やってはいけないブラッシング方法
以下の項目を確認して、普段のブラッシングの仕方を見直しましょう。
ブラッシングのしすぎ
ブラッシングをする時期としては、「シャンプー前」「就寝前」「起床後のスタイリング時」の3回のブラッシングがおすすめです。
シャンプー前のブラッシングは、頭皮までブラシをあてることやその他は、髪中心にブラッシングしましょう。
最初から根元付近から梳かす
髪はとても細く、絡まりやすい性質から根元からブラッシングをすることで、切れ毛や枝毛・アホ毛などの原因になります。
髪が濡れている状態で行う
髪が濡れている時は、キューティクルが開いた状態なので傷つきやすくなっています。
乾かす前に流さないトリートメントを適量つけてから、優しくブラッシングすることがオススメの方法です。
清潔出ないブラシを使う
ブラシ部分に付着した髪を取り除き、丸洗いできるものであれば少しのシャンプーを薄めたものにつけて、その後洗い流します。
丸洗いできない木でできたものは、濡れた綿棒等で掃除しましょう。
正しいブラッシング方法
正しいブラッシング法をマスターして、美しい髪と健やかな頭皮を手に入れましょう。
①毛先から髪にもつれを取っていく
ブラッシングをするときは、毛先から優しくもつれをとっていくのが基本です。
途中で髪のもつれがブラシに引っかかってしまったときは、それ以上引っ張らないようにしましょう。
②表面の髪を上から下に向かって力を入れずに優しくとかす
先のもつれをとったら、上から下に向かって優しくとかしていきます。
強く引っ張るような溶かし方はトラブルを引き起こすのでNGです。
③髪の内側からも上から下に向かってとかす
表面をとかしたら内側もとかしていきます。
このときも上から下に向かって優しくを忘れずに。ブラシの重さを利用してとかすとうまくいくので、自分の力をあまり使わずにやってみましょう。
④頭皮が軽く当たるぐらいまでブラシを当てる
こするような強さでブラッシングすることで頭皮に傷をつけてしまう恐れがあります。
毛先から徐々に梳かし終わったら、ブラシの先部分は軽く当たる程度の強さで問題ありません。
特に白髪対策にオススメな箇所は「つむじ付近」「こめかみ」。
汚れがたまりやすく、落ちにく箇所は「襟足」「耳後ろ」などを当てることがブラッシングの効果として感じやすくなります。
用途・効果別ブラシの種類を解説
今あるブラシの種類は多くあります。
ブローにオススメのブラシ
ロールブラシは普段のブローやカールをつくるときなどに幅広く使えます。
またロールブラシはどんな髪型の人にもおすすめのオールマイティなブローブラシなんです!
ツヤ・アレンジにオススメのブラシ
豚や猪など天然の毛を使ったブラシは、毛に含まれた水分と油分がキューティクルを整えツヤがアップします。
ツヤを重視する方は天然の毛を使ったブラシを選びましょう。
また天然毛のブラシは、ボリュームが出やすい髪の毛をツヤのあるまとまった髪にしてくれます。
育毛効果・血行促進にオススメのパドルブラシ
パドルブラシは目が粗いのでスタイリングを整えるのにも便利。
無理にブラシを通そうとすると髪にダメージを与えたり、抜け毛の原因になるので、毛先からやさしくとかしましょう。
ブラッシングについてのQ&A
ブラッシングはいつやるの?1日何回がどのくらいやればいいの?
ブラッシングをする時期としては、「シャンプー前」「就寝前」「起床後のスタイリング時」の3回のブラッシングがおすすめです。
ブラッシングをすると静電気が起きるのはなぜ?
ブラッシングをして、そもそもなぜ静電気が起こる場合はあります。
理由としては、プラスの電気を帯びている髪の毛と、マイナスの作用があるブラシが擦れることによって静電気が発生します。
ただ、ブラシの素材によっては静電気が起こらないケースがあり、塩化ビニールで出来ているスケルトンブラシやデンマンブラシなどで起こるケースが多いです。
静電気が気になる方は、豚や猪など天然の毛を使ったブラシを使いましょう!
ブラッシングをすると髪が抜けるのはなぜ?やり方が間違っているの?
健康な人でも、毎日50~100本ほどの髪が抜けるのは自然といわれています。
そのため、多少抜け毛があるというのはごく普通のことです。
ブラッシングを行うことで、自然の抜け毛から絡まりをなくす効果があるので安心してください!
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まとめ
ヘアブラシの魅力、お分かりいただけたでしょうか?
そのあと、自分に合ったものをセレクトし、正しい方法で使えば一生モノの美髪を手に入れることができますよ!
自分でトライしてみた後は、お友達や家族にもおすすめしてみましょう!